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SOUL EAT!!!

歓び跳ねる、踊り狂う、炸裂する虹、そのかけらを一灯

『紅蓮に身を染めてまで、守るべきものがあるというのか  / " ベルセルク " 』

前回に引き続き、『ベルセルク』の話である。 壮大なプロローグであった、" 白と黒 " 司る2人の友情を描いたあの時代が、好きである。 彼はそれまで、たったひとりであり、誰を信じることもなく、ただ己の力のみを頼りに生きてきたのである。 それが、生き…

『白で救う。魔、従えて、眩い光で世界を救う / "ベルセルク"』

前回に引き続き、『ベルセルク』の話である。 『黒で埋め尽くす。こころも、魂も、すべて黒で埋め尽くす』 - SOUL EAT!!! セオリー通りの西洋型ファンタジーであれば、主人公はグリフィスであり、 ガッツは、騎士が王になる物語の途上、現れる"黒い傭兵の…

『もっとも怪奇にして奇怪な復讐物語/ " 魔界行 " 』

男は、妻と子供を奪われた。 世にも残虐な、残酷な仕打ちを受け、喪った。 因果関係もない、不条理な、偶然。 男の名は南雲秋人。ロサンゼルスの片隅で花屋を営む男。 彼は復讐を誓う。 妻と子を奪ったマフィアに報復を誓う。 そして、部屋の隅にあるロッカ…

『てめえらそこをどきやがれ!』

驀進する春の獣が眼に浮かぶ。 散った桜の花びらを、再び舞い上がらせて、 直進、怒涛の勢いで突き進む、 “蹴散らして、進め!!” 獣の姿が眼に浮かぶ、 タイトル出オチ!タイトル最高!そのタイトルだけで、もう力! 夢枕獏の短編 『てめえらそこをどきやが…

『ラッキーナンバー“8”』

これだけは手放せない。 時代が変わろうと、 そこにこめられ、刻まれた熱は、今なお色褪せない、 そんな名盤、 NAHT 『NARROW WAYS』 " I will take another round " (俺はやり直すことにする…) " I will take another round " (俺はやり直すことにする……

『俺はシロを信じるよ』

なりたい んじゃなくて、 なる。 そう決めた。 見せてくれた大学ノートには、 びっしりと、人間の体について調べたことが書き綴られていた。 彼は医者になるんだそうである。 齢9つである。 『穴を掘る』 そう決めたのなら、 一心不乱、周囲のあれこれなど…

『 内なる獣に名前を与える 』

“心の中に魔物がいる” ちょっと笑いながら、仕事終わりに雑談していたら、 思いのほか真面目な話になって、 のくだり。 友人に、浮気性の男がいる。 どうしても止められない。という。 アタマの中で、漫画みたいに、 天使と悪魔が戦うそうである。 そして悪…

 ≪SOUL BLOOD WORKS≫

メビウスの輪の中心に 太陽の歯車 ひとつ、置いて 銀河のうねりで 焔を灯す 創造の " 1 " 無限に燃える " 1 " を灯す。 ≪SOUL BLOOD WORKS≫ 「ちょっと兄さん、火、貸してくんない?」 「はいよっ、使いな」 その程度。 小型ライター、その程度。 できること…

『宇宙にだって飛んでいける』

彼女の夢は、 “ 新しい星を発見する人になる ” こと。 そのためには、何が必要だろう? あっ。英語だ。 英語がしゃべれたほうがいい! そう思ったそうである。 だから、4月から、英語を勉強するんだよ。 そう教えてくれたのは、5歳の少女である。 夢半ばに…

『内なる獣に名前を与える " キマイラ " シリーズ / 夢枕獏 』

幻の獣を飼う。どこに? 己の肉体に。 制御不能な『荒ぶる獣』を身に宿した少年の数奇な物語、 『キマイラ』 物語が始まった、そのときは、幻獣を内に飼う少年の『変身』ものであった。 平井和正が描いたあの大傑作『ウルフガイ』 哀切な、情念燃え滾る人狼…

『リングサイドに神がいる』

朝、目覚めると、喉が痛い。 『よっこら…』と身を起こすと、だるい。 身体が重い。 あ。来たな。 風邪のやつ。 あーあ、やんなる。今日も仕事。週アタマからこれかよ… とは、しかし思わないのである。 やったことはないが、サーフィンでいう『いい波』が来た…

『黒い焔も透明なれば。哀しみのダンピール" D "の旅に終わりは来るのか 』

吸血鬼が好きだ。 『吸血鬼』と聞くと血が騒ぐ。『ヴァンパイア』の文字を見ると、つい立ち止まってしまう。 『怪物』『異形』『モンスター』『化物』の言葉にも、ぴんと無意識が反応してしまうのだが、その中でも、『吸血鬼』は特別である。 なぜだろう。 …

『きみを拒否する、そのわけを』

そもそも、花粉症って何なんだろうか。 花粉に対するアレルギーだ。 でも、花粉が何でアレルギー? そもそも、アレルギーって何だ? 身体が異物に対して反応するってことだ。 それじゃ、花粉が異物? 何で? 花粉が身体の敵ってことなの? 僕は20代の終わ…

 『時代は “ 終くん ” を求めているのではないか。  “ 創竜伝と天野喜孝 ” 』

『アルスラーン戦記』について書いたのならば、やはり、 田中芳樹×天野喜孝コンビのもうひとつの傑作についても、書かねばなるまい。 『創竜伝』である。 文庫版もお手ごろで、その愛らしいイラストもよいとは思うのだが、彼ら4兄弟は、竜に変身するのであ…

 『 その眼はどこか遠くを見ている   アルスラーン戦記と天野喜孝 』

荒川弘の絵で、あの『アルスラーン戦記』が… おおお、そうきたか… と、想像もしていなかった組み合わせに驚いた。 おそらく、ヒットするであろう。ヒットして欲しい。ヒットしているんだろうか。 (10巻くらい一気読みしようとまだ楽しみにとっておいてお…

『アメリカン・スナイパー』を観る前に。

『グラン・トリノ』も『許されざる者』も観ておくことを、やっぱりおすすめするのだけれど、 意外にも読んでおきたい、クリント・イーストウッド監督の名解説がある。 『荒木飛呂彦の 超偏愛! 映画の掟 』 である。 おそらく文庫化されるだろうが、表紙書き…

『いっそのこと、もう“ ひな祭り ”は“ 女子の日 ”ってことで』

奉仕すればいいんじゃないだろうか。 女子はどんなワガママを言ってもよし。 期待に応えられるかどうかは、男の器量次第。 『女子の本音を言ってよい日』 と解禁してしまえば、彼女の、好きなあの娘の、本音が聞ける。聞きやすい。 女子も、もう、我慢しなく…

ひな祭りを『女子』の日とするならば。

女子には可愛くいて欲しい。 女子には笑っていて欲しい。 女子の笑いがない世界。 想像するだに怖ろしい。 それは荒寥たる、茫漠たる、石と砂の世界であろう。 ”元始、女性は太陽であった” 太陽のない世界にはもう戻らない。 蒼白い月のような心と仮面で、あ…

『花粉症が治ったのは“ 夢をかなえるゾウ ”のおかげだったか』

それは突然のことであった。 目がかゆい。 鼻水はだらだら。 くしゃみは止まらず。 身体もだるい。 『花粉症』とは無縁の暮らしを送っていた僕は、その状態を、まず、『長引く風邪』と捉えた。 そのころはまだ、市販の薬を飲むことが『手当て』と思っていた…

『論理の刃で斬り裂け、無明 “14歳からの哲学/池田晶子 ”』

『生と死は表裏一体』 などと言う。 『白』か『黒』か。 まるでオセロだ。 『生』と『死』はオセロなのか。 いや、待て。 『死ぬ』って、なんだ? 生まれる前。 とは、概念でわかる。 だが、生まれる前って、何だ? そもそも、『わたし』って、何だ? ? そ…

『漢字とか読めないだろうから、絵本にしたよ』

そう言って、一生ものの大切な本を贈ってくれた人がいる。 二十歳になるか、ならないかの頃である。 その頃、僕は、深い失恋の痛手から立ち直ることができずにいる、ロックンロールバンドに目覚めたミュージシャンもどき大学生であった。 すだれのような長い…

『求めているのは、稲妻のような、強烈な一撃!!      岡本太郎の前に立つことは 』

『一発お願いします!』 と、平手打ちを求めて、若い男子が頭を下げる。 闘う魂の注入の儀式は、遠目で引いて見ていると、やっぱりちょっと滑稽に見えるし、叩かれる方もどこか、イベントの一環だから並んどけ、と実は『気合い』なんて入れて欲しくないこと…

 その7 魔界水滸伝が好きだ。

栗本薫さん逝去。 そのことを知ったのは、ふと立ち寄った本屋のポップでだった。 確か、『グイン・サーガ』の最新刊が積まれていたように思う。 えっ。 と、一瞬、呆然としてしまった。 そんなわけあるかい。 と、目を疑った。 だってまだ『グイン』は完結し…

 その1 『真・デビルマン』

十歳のとき、『デビルマン』と出会った。 青くて不気味なその怪人風のヒーローには、愛と正義の味方とは思えない妖しい魅力があった。 当時はひと昔前のアニメを夕方に再放送していて、僕らはそのレトロな感覚を面白がっていた。少年ジャンプが最盛期を迎え…