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ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

映画

『もっとも奇妙な復讐映画 / 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』

『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』 レンタルバージョンのジャケ、キャッチコピーの、 " 記憶を失くした男に復讐の意味はあるのかーー " " 「約束」と「絆」を貫く男たちのハードボイルドアクション " まさに、その通りの映画である。 『冷たい雨に撃て、約束…

『最高にカッコイイ、復讐映画』

もし、どこかの劇場で上映されると報せが入ったのなら、 何が何でも観に行きたい、 暗がりの中、でかいスクリーンで、観てみたい。 今日のタイトルもそのまんま、 『最高にカッコイイ、復讐映画』 映画のタイトルもそのまんま、 『復讐』 今では、皆からアニ…

『もっとも美しく哀しい復讐者が辿り着く、白』

許すことができない。 憎しみ、怒り。 目には目を。それだけでは足りない。 腹の底でとぐろを巻き、うねる熱さと重さを持った、怒り憎しみ、ないまぜになった、 その感情。 それは許されることではない。 人は言う。神も言う。 『許せ』と言う。 それでも、…

『俺はシロを信じるよ』

なりたい んじゃなくて、 なる。 そう決めた。 見せてくれた大学ノートには、 びっしりと、人間の体について調べたことが書き綴られていた。 彼は医者になるんだそうである。 齢9つである。 『穴を掘る』 そう決めたのなら、 一心不乱、周囲のあれこれなど…

『面白すぎるってのも困るよね』

『ブレイキング・バッド』 海外TVドラマシリーズである。 真面目一本槍で生きてきて、50歳を迎えた化学教師。 麻薬づくりに手を染めて… 1話目から、すばらしい。 海外TVドラマって、こんなにクオリティ高いの!? イントロのつかみからして、最高である。…

『失ったものを取り戻すために。  “ オーシャンズ11” 』

痛快。 なぜか何度も観てしまう、事あるごとに観てしまう、 “素敵な映画”と言えば、これ! 『オーシャンズ11』 最低でも2回、観なければならない。 だって、つまり、2つの話なんだから。 1度目は、もちろん、ダニエル・オーシャンと愉快な仲間たち、1…

『“ 爽 ” にして “ 快 ” 全速力でそこへ向かう。走る。飛ぶ。 “ 時をかける少女 ” 』

過去の名作を、現代風にアレンジするとは、こういうことか。 まさに『珠玉』の一本。 細田守監督 『時をかける少女』 観るなら、やっぱり、春がいい。 これから始まる何かに胸躍らせる、今がいい。 青空に身を躍らせるジャケットも素晴らしい。 飛びたくなる…

『アメリカン・スナイパー』を観る前に。

『グラン・トリノ』も『許されざる者』も観ておくことを、やっぱりおすすめするのだけれど、 意外にも読んでおきたい、クリント・イーストウッド監督の名解説がある。 『荒木飛呂彦の 超偏愛! 映画の掟 』 である。 おそらく文庫化されるだろうが、表紙書き…

『 ひな祭りが“ 女子の日 ” だというのなら。 “ 男 ”としてどうあるべきか、考えざるを得ない日だとも言える』

女子には可愛くいて欲しい。 できることなら笑っていて欲しい。 想像してみよう。 “ 女子が笑わない世界 ” “ 女子が笑えない世界 ” もはやそれは地獄といえよう。 殺伐とした、からっ風が吹く荒野のような世界であるといえよう。 そんな世界には男しか住めな…

灯る一燈 神のはからい “ 賛 ” に震える『サマーウォーズ』

批判と嘲笑が渦を巻く。 とぐろを巻いて、絞めつける。 生きていくのがつらいのは、息苦しいのは、 病を生み、心を荒ませ、 だんだんと俯き、日陰を居場所と湿るのは、 『誰も信じられない』と心を閉ざしてしまうからだ。 今から10年くらい前、『時代が変…

『新しい世界のカタチ』

爆笑の連続。というお決まりの表現もよく似合う 『21ジャンプストリート』 「この映画、すごい笑える」と『コメディ映画』をおすすめされると、条件反射的に(本当におもしろいのかね…?)と懐疑的になってしまうのは、なぜなのか。 それは、『笑い』の意…

『魔界に棲むもの。その絶世の美貌』

今週のお題「ふつうに良かった映画」 『あちら側』の世界を描く作家として一世を風靡し、今ある『異世界もの作品』の基盤を作り上げた一人、菊地秀行。 “ 活字でしかできない世界を ” その志にふさわしく、確かに、その作品群は、 『映像化なんて、無理!』…

『彼氏を、彼女を、ふつうに愛したい。と言うのなら』

今、このタイミングで、この時期にヒットする。 それも、口コミで広がり続け、爆発的にヒットする。 そんな作品。 なぜ、そこまで。 いかがわしい、公序良俗に反する、表舞台には出てこない、出てこれない、そんな世界だからこそできた表現。 それを『映画』…

 その5  『ソナチネに撃たれた日』

とある朝、ふと、新聞を見た。 北野武監督映画。三本立て。新宿。の記事。 『HANA‐BI』が海外で受賞した頃の話。 小学生のころ、『その男、凶暴につき』を観て、怖かった印象のある北野映画。 なんとなく、観に行きたくなった。 新宿ならちょうどいい。一本…