見逃していた。 " ヒーロー・ネバー・ダイ " カッコよすぎて、絶句。 敵対する2つの組織。雇われたヒットマン2人の戦い。 宿命のライバル。超絶凄腕の2人の殺し合い。 前半、2人がバーで飲むシーンの、子供じみた「俺のほうがスゲエ」合戦。 ケレン味た…
MONO " Hymn to the Immortal Wind " 不死の風への讃歌 美しいアルバムである。 この上なく美しい、インストゥルメンタルミュージックである。 ひとり長い夜を抱え続ける人には、響く。 吹雪の中、ひとり歩き続けているような孤独な夜に響く。 守り通さねば…
細野晴臣という人は、いったい何者なんだろう??? 前々から、疑問に思っていた。 YMO、はっぴぃえんど。その2つとっても、同一人物の手になるものとは思えない。 スタジオミュージシャンのようでもないし、プロデューサーという感じでもない。 肩書きは「…
良書である。男子必読・必携の、聖典ともなるであろう一冊である。ほんとに。業界のウラ話や、男優世界のあれこれに「へー、そうなんだ!」と驚き、「笑」「笑」「笑」と人柄そのままの語りに笑っているうち、愉快な気分になってくる。ホスピタリティーに溢…
3月。 卒業の季節。 と、ふと思い出すのは、ひとつの物語。 『Fate/hollow ataraxia』のことである。 ループ物の傑作として、引き合いに出されることの多い、 『うる星やつら/ビューティフルドリーマー』。 その名が出されるのであれば、 その隣には『Fate/…
村上龍 " 五分後の世界 " であろう。 春も近いし、大掃除。棚整理。 本を片付けていたら、ひょこっと出てきて、ぺらっとめくって流し読み。 気付いたら腰据えて読み始めてる。 「5分後の世界」へ再び。 ” 時代の空気、先端、「今」描く作家の話題作。問題…
MONOEYES ” Run Run ” 追い風が吹く。 背中を押される。 運命、味方につけてくれる。 そんな曲。 追い風だから、自然と速度があがってく。 心地よいから、おもいきって跳んでみる。 落ちたら真っ逆さまの、底の知れない暗い谷。 向こう側まで、届くか。飛べ…
「奇跡のSNS」と言われた、幻冬舎社長、見城徹の755。その言葉たちを再構成し、一冊に凝縮した、” たった一人の熱狂 ” 濃密極まりない。 「成功」するにはどうしたらよいのか?何者にもなれぬ自分はどうしたらよいのか?勝ち続けるための極意は?気休め、言…
ばか売れしていた。 村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 文庫になっていたので、手に取った。 あれだけヒットしたのは、" 1Q84 " の余波。 内容的には、大ホームランかっ飛ばしたあとの調整もかねて、少し気を抜いて書き下ろしたもの。 …
楽しいニーチェ入門。 「哲学」っていうと、「ニーチェ」っていうと気難しそうなイメージ。 でも、" ツァラトゥストラはこう言った " 読むと、そんなイメージも180度ひっくりかえる。 力がみなぎっている。 生命そのものを、鼓舞するかのような、ためらい…
稲葉浩志の " 念書 " という歌を聴いた。 B'zのボーカリストだってことは知ってた。 歌がうまくて、男前で、鍛え抜かれた肉体に色っぽさまで備えた、ロックシンガーだってことは知ってた。 ソロ作品があるってことも知ってたが、耳にすることはなかった。 耳…
ちょっと、格好よすぎる。 決意の。覚悟の。全身全霊の。 まるごと何もかも受け入れ、引き受け、そこに立つ、歌う、叫ぶ、男の姿が、もう、ありありと。 " それが俺さ " " それが俺さ " と歌う、その声、姿に惚れ惚れする。 「かっこいい」「惚れる」 でも、…
第一回 go-do-life.hatenablog.jp 1st go-do-life.hatenablog.jp 2nd go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp 3rd go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp ちょっと番…
最終回。 全25回に渡り、時系列に沿ってミッシェルガンエレファントについて語ってきた。 これで最後である。 本稿を書きたいがため、「それ」を叫びたいがゆえ、24回をかけたとも言える。 それはラストライブ " BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN " につい…
「あ、光った」 と見た次の瞬間には既に落雷。 " KWACKER " ギターが鳴った、次の瞬間にはもう帯電。痺れてる。 ミックグリーン、ミッシェル共演インスト。 意外と知られてないのでは。 雷落ちるとこ見ることはあっても、浴びる経験は滅多にない。 そして海…
ミッシェル最後の。 “ 夜になってから 花は咲く ” それはきっと、夜明けにはまだ少し早い、もっとも暗い時間を抜けたあと。 ミッシェル最後の。本当にこれで最後の。 悲しくて、美しくて、激しくて。 突っ放されるような、希望を植えつけられるような。 この…
ミッシェルガンエレファントについて語る。その22。 " GIRL FRIEND " 1度聴いたら忘れられず、どこか深い所にしまわれて、ずっとちいさく鳴り続けているような。 広い草原寝っころがって、空見上げてたら、遠くのほうから聞こえてきた歌。みたいな。 鳴り続…
" デッドマン・ギャラクシー・デイズ " が後期ミッシェルの代表曲であるということに異論はない。 “ 加速するギャラクシー・デイズ ” もう、そういうことだ。無敵感溢れる。 血まみれで演奏されるPVも素敵だ。 しかし、個人的には " SABRINA NO HEAVEN " と…
それでもまだ旅は続く。 辿り着いたそこはどこなのかって、ジャケがまたかっこいいこと。 CD盤面は藍地に白猫。 “しっぽをふって ニャオ ” の " ブラック・ラブ・ホール " で幕があがる " SABRINA HEAVEN " “しっぽをふって ニャオ ” なんて言葉がこれほどか…
一本の映画のようである。 go-do-life.hatenablog.jp
荒涼と死の気配。 暴かれた世界。 そこは完全にあちら側の世界ではなく、あちらもこちらも、見えるものも見えないものも、交じり合い、混ざり合った世界。 見知ったものが、まったく別の意味を持つ。あるいは真の姿を現す。 あちらもこちらも混じり合う、そ…
それは、もはや、「究極」といってよいタイトルではないだろうか。 " 暴かれた世界 " である。 虚構の裂け目から覗く向こう側、 こちらを見ていたそいつ。 合う、眼。 ビートの亡霊。 見るで終わらず、ロデオ状態2人乗り。 憑かれもせず、御そうともせず、…
星くずのひとつの気分はこんな感じ、と。 星くずのひとつの気分はこんな感じ、と。 「星くずのひとつの気分」って、どんな感じ? こんな感じなんだね。 不穏で、いかがわしくて。 速い、激しい。 「1曲目」にぴったりの曲だと思う。 go-do-life.hatenablog.…
今まで出会うことのなかった、言葉と言葉が出会うとき。 響き合って、絡みあって、新しい何かが生まれる。誕生する。 もしくは、" それ " はもうどこかにあって、" それ " を表すんなら、" これ " と " これ " 、2つの単語を組み合わせてみる。 名を与える…
14曲通して聴いたとき、押し寄せてくる感動。 それは地軸が揺れているようであり、大きな波に呑みこまれるようであり、なんだかよくわからぬ衝動が内から突き上げてくるようであり、 モヤモヤしてるんだか、すっきりしてるんだか、 まあとにかく、叫べ、と…
戦闘態勢に入ったことは一目瞭然。 のジャケットもクールな、 4thアルバム『ギヤ・ブルーズ』 『G.W.D』 『アウトブルーズ』 『スモーキンビリー』 ときて、期待も高まりに高まったところで発表された4枚目。 その当時、このアルバムの衝撃ったら、なか…
あまりランキングとか信じない。 " このマンガがすごい!!" " 第1位! " とか言われても。 「作品」に「優劣」はあっても、「順位」なんてつけようがないし。 ましてや、売り上げで作品の良し悪しが決まるわけもない。 だから、ランキングとか興味ない。信…
念願叶って、ようやく。 あの轟音をライブで聴いてみたい、体感してみたい…!と思い続けて、ようやく。 1時間ほどのステージだったが、聴くことができた。間近で見ることができた。 MONO、想像以上に凄かった… 美しくて、悲しい旋律。 静かで、激しくて、壮…
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」 "「トイ・ストーリー3」を作った男が生んだ もうひとつのストーリー " というドキュメントを観て、知った一冊。 カタチとなり、結果となったことで示された事実。証明。 国境も人種も超える「善き想い」、「遊ぶ心」 …
名前はもちろん知っている。何度も食べたことはある。 「ちょっとこれ食べてみ」 と渡されて、一口。 「美味っ!なんだ、これ……!!」 名前はもちろん知っている。何度も食べたことのある、それ。 なのに。 色や形は似ているけれど、それは確かに非なるもの…