『ミッシェル・ガン・エレファントという奇跡について語る その2 』

俺らは好きなことしかやんないから。 といった、シニカルでクールな態度も魅力的だった初期。 『俺』の視点で語られる詩も、この頃はまだ、『僕ら』とかわらぬ路上の感覚で紡がれている。 だるそうで、ぶっきらぼうで、自分の嗜好にだけは真摯で。 路上の詩人が、けだるい夜の底で見た景色。 居心地の悪い世界に対し、大切…