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ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

『ミッシェル・ガン・エレファントという奇跡について語る その9     幻のシングル  VIBE ON / あんたのどれいのままでいい 』

 

 

ミッシェルガンエレファントというバンドが好きだった。

デビューの最初から最後まで、次はどんな作品が発表されるのか楽しみで、ライブに行っては毎回、『凄えなあ…』とため息をついてしまうくらい、好きだった。

軽音楽部に所属し、ベースを弾いていたこともあり、たくさんコピーし、練習し、ミッシェルの曲で文化祭のステージに立ったこともある。

バンドスコア ミッシェルガンエレファント/GRATEFUL TRIAD YEARS 1995-1997 (バンド・スコア)

それでも『キャンディハウス』はうまく弾けなかった。

『世界の終わり』のあの感じは出せなかった。

ミッシェルがカバーした『ステッピン・ストーン』を、そっくりにコピーしてみせた先輩たちを、心から尊敬した。

ライジングサン1発目。ミッシェルがもし出ていなかったら、東京から石狩湾まで出かけはしなかったとも思う。

 

そう、『VIBE ON / あんたのどれいのままでいい 』の話である。

 

僕はこの曲を、ミッシェル解散後に知った。

 

え。そんな曲あるの?

 

ウィキペディアによると、アナログ限定、ライブ会場限定の発売であったらしい。

僕は物販コーナーというやつが苦手だ。だってTシャツが似合わない。物販=Tシャツ。という思いこみから、その場に足を運ぶこともなく、僕はそんな物が売られているとはこれっぽっちも知らず、なんと解散するまでその2曲があることを知らずにいた。

まあ、アナログ限定というから、買っても聴けなかったのだが。

 

しかし、よい面もある。

もう解散してしまい、ミッシェルの曲はもう聴けないんだな、と思っていたときの、

 

『え。そんな曲あるの!?』

 

自分的には、幻の未発表曲、ついに解禁!!

というくらいの驚き、喜びであった。

 

今、こうして発表順に聴いてみると、この『VIBE ON 』、『現実』を『解体』にかかる意志がみなぎっているなあ…!と感じる。 

リフが、ドリルで壁を壊してるようだ。

 

『あんたのどれいのままでいい』は、それまで、最初からミッシェルを好きでいたファンに贈るような、『そうそう、こういうやつもいいんだよ、ミッシェルは!』な曲である。

でも、これは、次につながる、次のミッシェルのビジョンから外れてしまう。だから、この曲のために、限定販売したのかな、と思う。

youtubeのしゃべるアベ動画。ああいう一面もやっぱり素敵で、より多くの人にミッシェルを聴いてもらいたいな。知ってもらいたいな。と思う。

 

 

 

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『ミッシェル・ガン・エレファントという奇跡 その8 臨戦の意思を剥き出しにした、3rdアルバム 『chiken zombies』 - SOUL EAT!!!