『冬の終わりに打ち鳴らされる、少年の詩情』
“ 1000のタンバリン / ROSSO ”
『ロックンロールってこういうことだろ?』
と、真っ向から、衒うことなく示してみせて、あっという間にいなくなってしまった、まさに流星の如きバンド、ROSSO。
シンプルで、骨太で、一見、一聴、誰にでもできそうな簡単な“ロックンロール”が、なぜにこんなにもかっこいいのか。素敵なのか。胸を打つのか。
答えははっきりしている。
彼らがかっこいいからだ。素敵だからだ。
というのはあまりに大雑把すぎる見解だが、実際、本当のことだ。
しかし、やはり特筆すべきはチバの詩であり、声であるだろう。
その中でも、特に!
このロマンチックで少年の詩情に溢れた、“1000のタンバリン”
聴かないでいるとはもったいないったら、ない。
そして、聴くなら、やっぱり、冬がいい。夜がいい。
まっすぐな少年の想いと、星空の詩情。
冬が終わってしまう前に。
『シャロン』も『発光』も、聴くなら今。
冬が似合うんだよなー。
ライブ盤『ダイヤモンドダストが降った夜』、かっこいい。
『ミッシェル・ガン・エレファントという奇跡 その1 』 - SOUL EAT!!!