『宇宙にだって飛んでいける』
彼女の夢は、
“ 新しい星を発見する人になる ”
こと。
そのためには、何が必要だろう?
あっ。英語だ。
英語がしゃべれたほうがいい!
そう思ったそうである。
だから、4月から、英語を勉強するんだよ。
そう教えてくれたのは、5歳の少女である。
夢半ばにして、
「やっぱ無理。こどもん時の夢だし」
あきらめる。
反抗して、世をすねて、
周りの眼を気にして、そのときの仲間内の楽しみに気をとられ、
目標を見失う。
あのとき、こんな夢があったなー。
人生をともにするパートナーを得て、“ 幼いころの夢 ”と懐かしく思う。
ぐるっと回りを見渡しても、よくあることである。
しかし。
本当はずっとやりたかったのに、
追いかけたかったのに、
つまらん理由で、あきらめようとしている人がそばにいるのなら、
黙って差し出そう、この本を。
全巻セットで。
完結していないが、きっと、
素晴らしいフィナーレを迎えるに違いない。
『宇宙兄弟』
夢を見ているのではなく、
夢に見られているのだ。
と言ったのは誰だったか。
至言であるな。