『天覆う、闇の底ぶち抜いて、光の柱が地に突き立てられる』
『ベルセルク』について語る最終回である。
ついつい書きたくなっちゃっての4回目である。
読み返し、思い返し、『ベルセルク』のことばかり考えて3日間過ごしていた。
ふと思った。
ベルセルクに合う音楽ってどんなのだろう。
まず思いついたのが、" ICTUS " だった。
ベルセルクは中世ヨーロッパ的世界観を描いているし、激しいが、様式美的な要素も美しい" ICTUS " は、なかなかいいチョイスではないだろうか。
手首ちぎれ飛ぶジャケも、ベルセルクとの相性抜群と思われる。
スパニッシュの哀切もベルセルクの持つ魅力と共鳴するような。
戦闘シーンに流れていてもおかしくない。
うむ。いい。
激しい憎悪、醜悪な魔物。
歪つなものだけでなく、自然美、建築物、女性、天に属する美しいものまでも描かれているベルセルク。
絶望と憤怒を描きながらも、鮮やかに美しい。
となると、ううむ、" converge " もいいのではないか。
憤怒撒き散らすだけでない、美しさもまた。
しかしやっぱり " converge "、ジャケもカッコいい。
そういえば、こっちも手首と血と。
ううむ。
しかし、ベルセルクの魔術的世界も包括するとなると、どんな音楽が合うだろう。
天使と悪魔と、神と人と。
絶望と救済と。
漆黒の天蓋ぶち抜いて、突き立てられた光の柱。
そして世界を七色のオーロラが波濤となって新たに覆い尽くすような、そんな壮大なラストこそふさわしいベルセルクに(勝手な妄想)、どんな音楽が合うというのか…
ううむ。やはり。
今更なのだが、やはりそのコラボレーションに今一度驚嘆、拍手喝采せずにはいられない。
パプリカもいいんだよなあ…
個人的にとても好き↓
しかし、" ictus " と " converge " が劇中歌に使われる作品があったら、これはもう観てみたいと思いませんか。えっらいカッコいい作品でしょうね、それは。