SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

『革命前夜』

 

" やるならやれよ

ウダウダ言ってんじゃねえよ

おまえの事情なんか知ったこっちゃないんだよ

バキッとしてろ

凛としていろ

引いたら負けなんだ

泣き言言うならさっさと帰れ

哀れみで買えるもの買って一生そこで湿ってろ

発光したいならちょっと待ってろ

今、火をつけてやるから "

 

 

と、精神の背骨をしゃんと伸ばす。矯正するために聴くのである。

" rage against the machine " を聴くのである。

 

 

国家の抱える矛盾。

人種の問題。

強権と搾取。

 

どれもピンとこなくても、その音に体は勝手に反応してしまう。

その声に血が沸き立ってしまう。

 

 

レイジの音楽のテーマは何?

って、一言で言えばそれは " freedom "

どの国のどこに住もうが葛藤せずにはいられない、人類共通の問題 " freedom "

 

戦わなくちゃならない時には戦わなきゃいけないんだ、と。

汚れた眼のまま生きていたくないというのならば、聴け、と。

声をあげろ、身をさらせ、と。

 

そのサウンド、一言で言うならば、強靭。

 

世界が腐っているから、それを見ている眼も曇る。

世界が腐っているから、呼吸している身体も腐る。

 

本当に、そのままで?

 

とレイジの音に、気持ち的には正座して背筋をしゃんと伸ばしている。

しかし、身体は意に反し、飛び跳ね、踊り狂おうと、勝手に揺れ始める。

この時、目覚める獣を飼い馴らすのだ。

覚醒した眼で獲物見据え、素早く、的確に、その爪と牙を繰り出すのだ。

戦わなければならない時がある。

引いてはならない時がある。

自由勝ち取るための戦い。

革命前夜にじっと見つめて、暴れ出す獣をシミュレーション。

 

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンと言えば、の1曲。

PVもわかりやすい。

しかし、このギターソロの音。今聴いても、何これ?

 

Rage Against the Machine: The Collection