『4月、死の月、詩の月、4月』
" いっぺん死んでまた始めるための、DEATH 13
ふたたび始める、新たに始める
旅路の中間点に死神の13
その鎌が刈り取るのは命ではない
ふたたび始める、新たに始めるための
もういらない塵、芥
終わる過去に一瞬の感傷を
扉開く前のひと呼吸
縮み、高鳴り、怯え、歓ぶ
未知望む心臓の鼓動を
終わり、始まる
終わり、始まる
旅路の中間点に、DEATH 13
4月、死の月、詩の月、4月
混沌の向こう側には、新たな扉 "
始まりの季節、4月。
終わらせなくてはならないことも、まだあったのだ。と気付く季節でもある。
異邦の地で、己の流儀を貫き生きる、その気高き精神。
始まりの混沌に、眠っていた悲しさや寂しさが襲い来る夜は、口ずさみ、歩くのだ。