『その花の名は』
現在、絶賛劇場公開中の " 百日紅 "
タイトルもいいんだよなあ。
北斎の娘が主人公である。
主題歌は椎名林檎である。
納得である。いいと思う。林檎さんらしい曲でよかった。
よかったが、しいて難を言えば、デビュー間もない、あの頃の林檎さんみたいなミュージシャンだったらよかったかなーと思う。
だいたい、主人公が北斎の娘である。
「誰それ?」
「そんな娘いたの?」
「やっ、なんと魅力的な!」
それが主人公、お栄である。
粋で純情で江戸が似合う、怪異が似合う、気風のよい姉御のような少女のような、そんな歌い手さんと言えば。
大作も描けば、小品もこしらえ、見る者あっと驚かせ、あれもこれもと膨大に作品残して、歴史にも残った北斎を描いた作品と拮抗するようなミュージシャンと言えば。
うーむ。椎名林檎。
納得。
" ここでキスして。"
PVもかっこよく、「えっ」「何者なの…?」
カップリングの " 眩暈 " 聴いて、「おおお…!」
衝撃的でした。