『その " 左手 " の破壊力たるや』
イントロが鳴った瞬間、発火。
照明はやっぱり、赤が似合う。
血のような、煮え滾る溶岩のような、赤が似合う。
3秒とかからず沸点に達する、あの瞬間。
ハードコアでしか得られない感覚だと思う。
連作短編集のような、映画のような。
ラスト " 君の靴と未来 "
それまでの、すべての、悲しみや怒りや嘆きや憤りを集約するような、すべてが忘却の波にさらわれてゆくような、前半。
そして、放たれる叫び。
" 45億年を超える 恐怖を "
描き出される、凄絶な死の情景。
「アルバム中の1曲」と聴いても凄い曲であるのだが、" ZERO " " さよなら言葉 " から始まり、" 見えない糸"" 螺旋操作 " を経て、" 足跡の光 " に達し、そして来たる終局、" 君の靴と未来 " と辿り着いたほうが。
カタルシス、大津波。