SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

『この星はとてもさみしい。さみしいけれど』

 

おかしいな。

こんなはずじゃなかったのにな。

 

間違ったわけじゃない、何がいけないってわけでもない。

あの頃に戻りたいってわけでもない。

 

でも、何か、足りない。

 

「私を見て」「僕を見て」

ちょっと違う。

 

刺激が欲しい?

パートナーに飽きてきた?

それも違う。

 

彼を、彼女を、愛している?

「うん、まあ、それは…愛してるかって、まあ、愛…かな…」

 

この感情、なんだろう。

激しく揺さぶられるわけでもなく、

「もうだめ」「もう無理」と、次へ向かいたいというわけでもなく。

 

なんだろう、さみしい。

なんで、こんなに、さみしいんだろう。

 

恋人もいるし、仲間もいるし、友達もいる。

それでも、ひとり、取り残されたような、薄曇りの小雨の中にいるような。

 

おかしいな。

なんでかな。

 

このままずっと、こんな感じが続くような気がするよ。


そんな気分、心持ち。

小雨が降り続いているような、天が薄い灰色に覆われているような。


 

舞台は東京。というか、" TOKYO "

ラストのハグに、じわーっと涙が浮いてくる。そして、なんだか、勇気を得る。


今から何年前の映画?何年前の東京?

ロスト・イン・トランスレーション

色褪せないなー。


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