SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

『あるいは霊薬の如し』

 

名前はもちろん知っている。何度も食べたことはある。

「ちょっとこれ食べてみ」

と渡されて、一口。

 

「美味っ!なんだ、これ……!!」

 

名前はもちろん知っている。何度も食べたことのある、それ。

なのに。

色や形は似ているけれど、それは確かに非なるもの。

あまりに美味いと神々しささえ感じてしまう。違う名前をつけたくなる。

そんな果実のような、おっそろしく素晴らしい作品。

画面に釘付け。

 

今頃観た。

 " かぐや姫の物語 "

かぐや姫の物語 [DVD]

 

 

技術も、描かれている中身も超一級…

こんな凄いもん、どうやって作ったんだろう…

 

 

と思ったら、ドキュメンタリーが出ていた。

 

高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。~ジブリ第7スタジオ、933日の伝説~ [Blu-ray]

 

 

プロフェッショナルたちが映っていた。

 

修羅の戦場が映っていた。

 

 

「仕事」をしよう。

そう思った。

 

 

 

確たるビジョン持ち、何が正しいかを判断する監督と、抽象的な注文に「じゃあこういうのかな」とジャストな具体を示す音楽家。

そのやりとりも凄いドキュメンタリー。

もっかい観ずにはいられない。