SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

『光について』の美しさ

 

 

切なくて、強い一曲。

 

 

" 涙に流れて使えなかった言葉を  空に浮かべていた "

 

その一節、そのやるせない感情。そのままのような曲。歌。

 

 

 

たとえば、クリスマス。

 

浮かれ騒ぐ街と人々を、ひとりぼっちで眺めているような。

 

かつて知っていた喜びや嬉しさは、もう過去のもの。

 

それでも街は綺麗で、街行く人々は愉しそうで。

 

きらきらと輝いていて。

 

 

羨ましい、とは違う。

 

あの頃に戻りたい、とも違う。

 

失ってしまった何かを取り戻したいわけでもなく。

 

あきらめを受け入れ、しかし、捨てようと気張ることもなく。

 

 

見ている。

 

 

美しい世界を見ている。

 

そこに含まれることのない自分。

 

しかしそれでも世界は美しく。

 

 

悲しさと寂しさと、しかし消えない灯。

 

絶妙な GRAPEVINE " 光について "

つい最近のスタジオライブバージョンが、とてもとても、いい。

 

 

EAST OF THE SUN / UNOMI (初回限定盤 DVD付き)