SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

悪夢は終わらせない

 

今日はブラッドボーンに学びたい。

" やられたら、即、やり返す " 獣の作法を学びたい。

 

【PS4】Bloodborne PlayStation Hits

 

" PS4おすすめソフト " には必ず出てくる、Bloodborne。

初見殺しで有名な、血まみれの悪夢、Bloodborne。

屈指の名作にして、やたらと安価な、ハイクオリティゲームと言ったら、Bloodborne。

 

 

目を覚ます。

獣狩りの夜が始まる。

理性の吹っ飛んだケダモノたちが蠢く街で、斬る、撃つ、斬る、撃つ。

 

元は人間だったのだろう。

もう元に戻ることはできないのだろう。

すみやかに葬ってやることが供養。

 

斬りまくり、撃ちまくる。

血飛沫に慣れ、美しいとさえ感じ、やがてその感覚さえ忘れている自分に気付く。

自分もまた獣と化しているのではないか。

 

そもそも、この戦いは何の為だったか。

何を目的としていることだったか。

 

 

思い出せない。

 

 

ただひたすら、現れる敵を狩る。未踏の地に足を踏み入れる。

隠された真相。暴かれていく世界の実情。

 

 

戦う理由は忘れても、この夜を終わらせる、という意思は忘れていない。

 

 

唯一、心を慰めてくれるのは、人形。

美しさと愛らしさが奇妙にブレンドした、人形。

 

時折、彼女のために自分は戦っているのではないかと錯覚し、ただなんとなく彼女のいる安全地帯に帰ったりしてしまう。

どんなことを見て、体験してきたのか、逐一報告したくなってくる。

まともに聞いてくれるのは、彼女しかいないから。

 

 

理解者のいない、孤独な戦場で生き抜く術。

経験もなく、スキルもない、初心者でも、この夜を越えられる、この世界を生き抜くための必要不可欠な心構え。

 

それは、" やられたら、即、やり返す " こと。

 

奪われたその瞬間、奪い返す、怯まぬ精神。

 

 

現実世界でも、人の頭上には命の残量を示すエネルギーバーがあるとしよう。

己の尊厳を示すエネルギーバーがあるとしよう。

攻撃を受けると減る、としよう。

 

奪われたままではないだろうか?

やられっぱなしなのではないだろうか?

 

心をなくした獣人は人を傷つけていることさえ気づかない。

気が弱い人は獣のいるような所には近づかない。

 

冒険を望む人だけが、自ら悪夢を選び取る。

獣人の徘徊する世界に身を投じる。

無論、餌食となるためではなく、そこから何かを掴み取るために。

 

 

屈指の名作ブラッドボーンから学ぶ、強い意思。

斬られても、斬り返す、強気。

エネルギー奪われても、奪い返せばいいのだと、戦いを挑むあの気持ち。

 

 

素晴らしい臨場感のBloodborne。