≪SOUL BLOOD WORKS≫
メビウスの輪の中心に
太陽の歯車
ひとつ、置いて
銀河のうねりで
焔を灯す
創造の " 1 "
無限に燃える " 1 " を灯す。
≪SOUL BLOOD WORKS≫
「ちょっと兄さん、火、貸してくんない?」
「はいよっ、使いな」
その程度。
小型ライター、その程度。
できることなど、タカが知れている、か。
それでも、木っ端、燃やし尽くすぐらい。
群がる羽虫、まとめて、燃やし尽くすぐらい。
毒ある批判や痛罵の嵐、
たかがロウソク一本程度の焔でさえ、
吹き消されることはない。
炎上する生命核。
分けたところで、減りやしない。
「ちょいと、兄さん。火、貸して」
「あらよっ、使いな」
隣り合ったのも何かの縁。
火、貸すぐらい、なんてことはないよ。
魂の血族として。
ひいじいちゃんのひいじいちゃん的に。
その眼に恥じぬ生き方を。
と、寝床の脇には『それでもあなたの道を行け』