SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

2016-01-01から1年間の記事一覧

21世紀の新しい戦いかた

感動のドキュメンタリー " マイケル・ムーアの世界侵略のススメ " あのマイケル・ムーアが世界侵略の旅に出ていた。 敵地より奪取してくるのは、 「優れたモノ」 イタリア フランス フィンランド スロベニア ドイツ ポルトガル ノルウェー チュニジア アイス…

『ファンタスティック・ビースト』がおもしろい

あの。 ハリー・ポッターの世界が。 再び。 つい最近、ハリー・ポッターを読んだ、映画を見た。 「おっもしろいじゃん…!!!」 驚いた。 子ども向けの、わかりやすいファンタジーと思ってた。 勘違いだった。 大人だからこそ、わかる。 こどもだから、楽し…

きらきらと儚くて寂しい光

一音。 出だしの1秒から、もう、悲しい。 寂しい。 そんな世界に行ったことなどないのに、 なぜか、知っている。 悲しく、 寂しく、 なぜか、懐かしい。 ジョン・フルシアンテのギターが描き出す悲しくて、寂しい世界。 " ディスコ・キングを連れてきてくれ…

『光について』の美しさ

切なくて、強い一曲。 " 涙に流れて使えなかった言葉を 空に浮かべていた " その一節、そのやるせない感情。そのままのような曲。歌。 たとえば、クリスマス。 浮かれ騒ぐ街と人々を、ひとりぼっちで眺めているような。 かつて知っていた喜びや嬉しさは、も…

そして、光となって飛ぶ

たとえば、人力で。 光の速さで飛ぶことが、可能だろうか。 無理である。不可能である。 そんなことは熟考するまでもなく、 わかってはいるのだが、 飛びたい。 光となって一直線、ぶっちぎって、 飛びたい。 ACIDMAN 『飛光』 光となって飛ぶ意思みなぎる屈…

発光、認め、走り出す

ROSSO の名曲 『発光』 冬の歌。 マイナス6度の世界。屋根のはげたジャガー。シートにひとり潜りこむ男。 イントロの音、描かれる情景。 映画を観ているよう。 けだるげな声。 ひとり行く当てもなく、マイナス6度の世界で、車の中。 冬の冷たい風。 ひとり…

曙光の輝きを。

何を信じているかなど、 問題ではない。 しらけている街、人々、 嘲笑、揶揄、 侮りの視線、蔑み、 引きずり落とそうと手ぐすね引いて待つ者たち、 すべて、 そのスピードで振り切る。 いま感じている この想い、 だけに、 賭ける。 鮮やかなイメージ、 その…

新月に向かう今だからこそ

大掃除の季節が近づいてきたので。 また読み返す。 近藤麻理恵さんの片づけ本。 人生を変えてくれた一冊である。 シャキッと清々しい気分が好きな人にはおすすめである。激推しである。 心の中の黒いウジャウジャにお困りの人にとっても福音の書である。 た…

闇より現る救世主

振り下ろされる、斧……!!! " Axe To Fall " そのタイトル、 そして、ジャケ。 そして、1曲目、 " Dark Horse " ……もう、完っ璧じゃないだろうか。 闇の向こうより駆けて来る、黒い馬。 見えたと思ったときには既に、ここ。 一瞬で連れ去られ、荒れ狂い、…

蹴散らす愛

アクセル、ベタ踏みで、突っ走るかのような、 得体の知れぬケダモノが、森の中、樹々を薙ぎ倒し、土煙巻き上げ、爆走するかのような、 高揚感。 目の前を、「それ」が走ってゆくのを見ているのではなく、 「それ」になっている、高揚感。体感。 Convergeの "…

夜明けの一曲

ハスカードゥ 『 NEW DAY RISING 』 ギターとベースとドラムと声。 歌詞は " NEW DAY RISING " " NEW DAY RISING " " NEW DAY RISING " のみ。 文字に起こすと、" ニューーー! デーーーーイ! ラーーーーイジーーーング!!! " " ニューーー! デーーーー…

ちょいとぶらりと伊勢巡礼

11月14日、スーパームーンだっていうし、ちょうどいいかなって伊勢神宮。 ところが小雨。 霧も出てて。 まあ、いいんだけども。 カッコいいよなー。 でもね、この時、曇ってんの。 雨サラサラ降ってるの。 太陽見えなかったんだけど、太陽写る。 伊勢が…

祝福に満ちた日々を

今日から始まる最良の日々。 もっともっとよくなる。 おみくじで言うと大吉が連発する日々のはじまり。 大吉を生み出し続ける日々のはじまり。 はいっ、手拍子! 踊り出しちゃおう。 Pharrell Williams - Happy (1AM)

今が飛翔の時と知る

MONO " REQUIEM FOR HELL " インストゥルメンタル全5曲。 美しすぎて何度も何度も聴いてしまう。 ドラマチックな展開に、聴くたびに身震いしてしまう。 荘厳なジャケの示す通り、天上の音楽だし、神々しい。 でも「人」の音楽。 「人」に寄り添う音楽。 た…

もうこの一冊でいいんじゃないの?

つらい。 困った。 どうしようもない。 お手上げだ。 にっちもさっちもいかないの……!! 途方に暮れる。 助けて欲しいが、どうも無理。 思いつく限りのことはした。 アドバイスを求めてみたり、過去の経験から真理を導き出そうとがんばってみたり、やれるこ…

クール!

なにげなくユーチューブの音楽動画をサーフ、 「あ、かっこいい……!」 もう一回巻き戻して最初から。 " THE REMEDY " 男女のツインボーカル。 アメリカなのかな。 男性ボーカルはモヒカンで丸形のサングラスかけてて、なんか怪しい。 toolのボーカルみたいな…

ジャンルとかなんでもいいんだ。おもしろい映画が観たい。そういう時に。

どうやら宇宙が舞台らしい。 父と娘の感動物語ということだ。 そう聞いても、ぴんとこない。 ふーん。 宇宙とかSFとかあんまり興味ないんだよね。 父と娘の感動もの? いや、別に。 評判になってたけどね、どうなんだろ。 今日は暇だし、観てみよう。 あー。…

読んでいて、痛い。我が身振り返って泣きたくなる。でも面白くて、つい読んでしまう『アラサーちゃん』

他人事ではない… できることなら、もう誰にも知られず、なかったことにしてしまいたい過去。所業。 「ほらほら、見えてるよ」 「バレてるよ」 「ホントのところはさー」 と見透かされてるようで、痛い。恥ずかしい。 書店をぷらぷら。 ふと、気楽に笑って楽…

「こんな映画観たことねえ…」と思わず呟くジョニー・トー映画。

見逃していた。 " ヒーロー・ネバー・ダイ " カッコよすぎて、絶句。 敵対する2つの組織。雇われたヒットマン2人の戦い。 宿命のライバル。超絶凄腕の2人の殺し合い。 前半、2人がバーで飲むシーンの、子供じみた「俺のほうがスゲエ」合戦。 ケレン味た…

67分の物語が、長い、冬の夜を終わらせる。 MONO " Hymn to the Immortal Wind "

MONO " Hymn to the Immortal Wind " 不死の風への讃歌 美しいアルバムである。 この上なく美しい、インストゥルメンタルミュージックである。 ひとり長い夜を抱え続ける人には、響く。 吹雪の中、ひとり歩き続けているような孤独な夜に響く。 守り通さねば…

心地よい風が吹くところ。 " アンビエント・ドライヴァー "

細野晴臣という人は、いったい何者なんだろう??? 前々から、疑問に思っていた。 YMO、はっぴぃえんど。その2つとっても、同一人物の手になるものとは思えない。 スタジオミュージシャンのようでもないし、プロデューサーという感じでもない。 肩書きは「…

'' 光り輝くクズでありたい '' 男の光を受け取りたい。

良書である。男子必読・必携の、聖典ともなるであろう一冊である。ほんとに。業界のウラ話や、男優世界のあれこれに「へー、そうなんだ!」と驚き、「笑」「笑」「笑」と人柄そのままの語りに笑っているうち、愉快な気分になってくる。ホスピタリティーに溢…

ひとつの扉が閉じたとき、ひとつの扉がまた開く。 Fate / hollow ataraxia

3月。 卒業の季節。 と、ふと思い出すのは、ひとつの物語。 『Fate/hollow ataraxia』のことである。 ループ物の傑作として、引き合いに出されることの多い、 『うる星やつら/ビューティフルドリーマー』。 その名が出されるのであれば、 その隣には『Fate/…

もっともカッコいいリセットシーンが描かれた小説といえば。

村上龍 " 五分後の世界 " であろう。 春も近いし、大掃除。棚整理。 本を片付けていたら、ひょこっと出てきて、ぺらっとめくって流し読み。 気付いたら腰据えて読み始めてる。 「5分後の世界」へ再び。 ” 時代の空気、先端、「今」描く作家の話題作。問題…

追い風、背中に受けて、走り出したくなる1曲。

MONOEYES ” Run Run ” 追い風が吹く。 背中を押される。 運命、味方につけてくれる。 そんな曲。 追い風だから、自然と速度があがってく。 心地よいから、おもいきって跳んでみる。 落ちたら真っ逆さまの、底の知れない暗い谷。 向こう側まで、届くか。飛べ…

夢を狩り、獲得するための書

「奇跡のSNS」と言われた、幻冬舎社長、見城徹の755。その言葉たちを再構成し、一冊に凝縮した、” たった一人の熱狂 ” 濃密極まりない。 「成功」するにはどうしたらよいのか?何者にもなれぬ自分はどうしたらよいのか?勝ち続けるための極意は?気休め、言…

過去に決着を。 " 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 " を読むことによって癒される傷。

ばか売れしていた。 村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 文庫になっていたので、手に取った。 あれだけヒットしたのは、" 1Q84 " の余波。 内容的には、大ホームランかっ飛ばしたあとの調整もかねて、少し気を抜いて書き下ろしたもの。 …

" 竜が、蛇の毒のために死んだためしがあるだろうか? "

楽しいニーチェ入門。 「哲学」っていうと、「ニーチェ」っていうと気難しそうなイメージ。 でも、" ツァラトゥストラはこう言った " 読むと、そんなイメージも180度ひっくりかえる。 力がみなぎっている。 生命そのものを、鼓舞するかのような、ためらい…

ほんとうに大事なことを忘れないようにして生きていくにはどうしたらいいのか。

稲葉浩志の " 念書 " という歌を聴いた。 B'zのボーカリストだってことは知ってた。 歌がうまくて、男前で、鍛え抜かれた肉体に色っぽさまで備えた、ロックシンガーだってことは知ってた。 ソロ作品があるってことも知ってたが、耳にすることはなかった。 耳…

エレファントカシマシ " RAINBOW " の魔法。

ちょっと、格好よすぎる。 決意の。覚悟の。全身全霊の。 まるごと何もかも受け入れ、引き受け、そこに立つ、歌う、叫ぶ、男の姿が、もう、ありありと。 " それが俺さ " " それが俺さ " と歌う、その声、姿に惚れ惚れする。 「かっこいい」「惚れる」 でも、…