SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『タイム誌が選ぶ世界の100人、魔法つかいの名がそこに』

一家に一冊、あるべきの。 ホントに役立つのでびっくりな。 『人生がときめく片づけの魔法』 片付けの本である。 だが、このタイトルと表紙に間違いはなく、魔法の本である。 この近藤さんという方、生粋の片付けマニアであり、 突き詰めてゆくことでマニア…

『魔法の呪文シリーズその2 ”逃げます ” 』

自分より遥かに強大な、金と権力ーー力ーー持つ” 首領 ” に脅された時に有効である。 若者向けである。 ”キマイラ”シリーズ巻の3 餓狼変 腕っぷしにかけては少々自信のある、巨漢の高校生、九十九三蔵は、自分より遥かに強大な” 力 ” 持つ”黒幕” に、 「君は…

『 豹頭の王が統べる世を / " グイン・サーガ " 』

ラストシーンはわかっていた。 " 豹頭王の花嫁 " が誰なのかはわからずとも、その祝福された婚姻、そして来たる " 黄金の時代 " を予感させての、盛大なるフィナーレ、迫る感動の嵐と滂沱の涙、 「めでたしめでたし」の終幕は想像することができた。 未完。…

『たすけて、心が壊れそう』

夜にちいさく軋むなら、読むといいよ。の『わが心のフラッシュマン / 中島梓』 素っ晴らしい評論である。時代を超えて読み継がれる、強い本である。 タイトルとカバーで、 「その時代のヒーロー物の評論なんでしょ」と思いがちなのだが、これ、 現代の物語…

『4月、師の月、志の月、4月』

その4巻を待っていた。 全11巻中、その4巻だけが絶版状態。 古書店見つけては「ないかな、ないかな」探し続けて、幾星霜。 そして、新装、1・2・3・4!!! 『力の話』、カスタネダシリーズ、その4巻を待っていた。 美しくて、強い。 待っていて、よかった。…

『4月、死の月、詩の月、4月』

" いっぺん死んでまた始めるための、DEATH 13 ふたたび始める、新たに始める 旅路の中間点に死神の13 その鎌が刈り取るのは命ではない ふたたび始める、新たに始めるための もういらない塵、芥 終わる過去に一瞬の感傷を 扉開く前のひと呼吸 縮み、高鳴り…

『真夜中、月明かりの下、めくる紙々』

嘘つけ バレバレだよ 才能がない、なんて、人様に聞かせる文句じゃないんだよ 「あんなの無理」と諦めたのは本当はやりたくなかったからだよ 「うわヘタクソ」と隣の誰かが、 あるいは好きなあの娘が「かっこつけてるけど痛々しいよね」 嗤ったからだ やめる…

『革命前夜』

" やるならやれよ ウダウダ言ってんじゃねえよ おまえの事情なんか知ったこっちゃないんだよ バキッとしてろ 凛としていろ 引いたら負けなんだ 泣き言言うならさっさと帰れ 哀れみで買えるもの買って一生そこで湿ってろ 発光したいならちょっと待ってろ 今…

『緑の光は夜明けを告げる歌となる』

レゲエばかり聴いていた時期がある。 基本、ロックやパンクや、エレクトリックなギターをズギャーンとかき鳴らし叫び喚き、ドラムがドコドコズガンズガンと叩きまくり、 混沌の渦は極彩色のマーブル、 思わず踊り騒ぎたくなるような、エモーショナルなうるさ…

『オーリィズフルォーラーーーアアーーアアアーーーー』

魔法の呪文。 " all is full of love " " 愛 " って何? とか、たまに見聞きする、その問答。 もし聞かれたときには、答えよう。 『ビョークの " all is full of love " 聴いたときにこみあげてくる、あの感じ』 願うでなく、訴えるでなく、祈るでなく。 た…

『オープニングから魔法は始まっているのだよ、と。』

喩えていうならそれは、天才シェフの作るアペタイザー集。 "オードブル"って言ってもいいんだけれど、"アペタイザー"のほうが雰囲気が出ていいと思うのですが、どうでしょう。 エフェクターの名前にありそうだし。 イコライザーと兄弟みたいに聞こえるし。 …

『天に七弦、揺らめくオーロラは歌う"君の始まりの日へ"』

よくわからないが、涙が出そうになってしまう。 時と場合によってはきっと涙が出てしまう。 それはその壮大さであり勇壮さであり、個人を超えた、大きなものを描いているからであろうと推測する。 夜闇に浮かぶオーロラを、見たことはないが、知っている。 …

『天覆う、闇の底ぶち抜いて、光の柱が地に突き立てられる』

『ベルセルク』について語る最終回である。 ついつい書きたくなっちゃっての4回目である。 読み返し、思い返し、『ベルセルク』のことばかり考えて3日間過ごしていた。 ふと思った。 ベルセルクに合う音楽ってどんなのだろう。 まず思いついたのが、" ICT…

『紅蓮に身を染めてまで、守るべきものがあるというのか  / " ベルセルク " 』

前回に引き続き、『ベルセルク』の話である。 壮大なプロローグであった、" 白と黒 " 司る2人の友情を描いたあの時代が、好きである。 彼はそれまで、たったひとりであり、誰を信じることもなく、ただ己の力のみを頼りに生きてきたのである。 それが、生き…

『白で救う。魔、従えて、眩い光で世界を救う / "ベルセルク"』

前回に引き続き、『ベルセルク』の話である。 『黒で埋め尽くす。こころも、魂も、すべて黒で埋め尽くす』 - SOUL EAT!!! セオリー通りの西洋型ファンタジーであれば、主人公はグリフィスであり、 ガッツは、騎士が王になる物語の途上、現れる"黒い傭兵の…

『黒で埋め尽くす。こころも、魂も、すべて黒で埋め尽くす  / " ベルセルク "』

いっそのこと、狂ってしまえば、楽になれるのに。 抗うから、苦しい。 生きようとするから、苦しい。 もういいよ。 これまで、やるだけのことはやった。精一杯やった。 だれも責める者はいない。 眠りに落ちるように、抗うことをやめ、眼を閉じてしまえば、…

『もっとも怪奇にして奇怪な復讐物語/ " 魔界行 " 』

男は、妻と子供を奪われた。 世にも残虐な、残酷な仕打ちを受け、喪った。 因果関係もない、不条理な、偶然。 男の名は南雲秋人。ロサンゼルスの片隅で花屋を営む男。 彼は復讐を誓う。 妻と子を奪ったマフィアに報復を誓う。 そして、部屋の隅にあるロッカ…

『復讐の焔は黒く黒く燃やす』

tragedy / vengeance

『もっとも奇妙な復讐映画 / 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』

『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』 レンタルバージョンのジャケ、キャッチコピーの、 " 記憶を失くした男に復讐の意味はあるのかーー " " 「約束」と「絆」を貫く男たちのハードボイルドアクション " まさに、その通りの映画である。 『冷たい雨に撃て、約束…

『最高にカッコイイ、復讐映画』

もし、どこかの劇場で上映されると報せが入ったのなら、 何が何でも観に行きたい、 暗がりの中、でかいスクリーンで、観てみたい。 今日のタイトルもそのまんま、 『最高にカッコイイ、復讐映画』 映画のタイトルもそのまんま、 『復讐』 今では、皆からアニ…

『もっとも美しく哀しい復讐者が辿り着く、白』

許すことができない。 憎しみ、怒り。 目には目を。それだけでは足りない。 腹の底でとぐろを巻き、うねる熱さと重さを持った、怒り憎しみ、ないまぜになった、 その感情。 それは許されることではない。 人は言う。神も言う。 『許せ』と言う。 それでも、…

『吼えるその声、獣が解き放たれてしまう " khmer " 』

KHMER (full movie for split w/After Forever 12 ... 新作が出ていた… <a href="http://go-do-life.hatenablog.jp/entry/2015/04/09/001259" data-mce-href="http://go-do-life.hatenablog.jp/entry/2015/04/09/001259">『それは壮絶なる血の交響楽』 - SOUL EAT!!!</a>o-do-life.hatenablog.jp

『それは壮絶なる血の交響楽』

" 帝國【IMPERIVM】 / イクタス 【 ICTUS 】" まさに血の交響楽。 壮絶にして、凄絶。 紅蓮の怒濤。 全身全霊で放たれ続ける憤怒、悲しみ、意思、志。 髪掻き毟り、地獄絵図の只中を彷徨い歩き、歩き、 覚醒した瞳で己の武器を取り、立ち上がる。 撃つべき敵…

『ちょっと休憩。創るはミラクルなるオラクル。くるくる巡る、日々を占う』

オラクル【oracle】託宣。お告げのこと。 まもなく100記事。 ちょっと休憩しつつ、今後の展開を考えるシリーズその3。 その1において、記事の中身、込めるものについて再考した。 その2では、今後の継続、その在りかたを夢想してみた。 その3では、記…

『ちょっと休憩。願う軌跡は”メーヴェ”の流線』

“ 風に乗る。 なだらかで、やわらかで、どこまでも続く、ゆるやかな風に乗る。 小高い丘の上に立ち、蒼天の下、なびく草の海を眺めている。 手には紙飛行機。 搭載したエンジン、その勢いで飛ぶのではなく、 なだらかでやわらかな、その風の道筋に乗る。任…

『ちょっと休憩。目指す頂 " トニオ " を想う』

間もなく100記事。 穏やかな陽射しのもと、感じのよいカフェテラスで、海を眺めながら、 一杯のカプチーノを前に、静かに、今後のことを考えている。 静けさ誘う、潮騒。 ひらひらと舞う2匹の蝶。 厨房からは、大蒜とバターの溶け合った、食欲そそる匂い…

『纏うは虎の衣なりけり』

" this is my tigersuit!! " " this is my tigersuit!! " " this is my tigersuit!! " " タイガースーツ!!!" " タイガースーツ!!!" " タイガースーツ!!!" ともに叫べば、 " 俺は何だってやれる " と瞳孔は拡大、獲物を狙う虎の眼になる、 野獣化必…

『春の嵐に "C/O/T/D"!!! 』

風が強い。 吹き荒れるような風に、桜が散ってゆく。 満開まで間もないというのに、もう散りはじめている。 1か0かではなく、咲き誇りながらも死を孕むその様相に、美。 これぞ日本… …などと感じ入りつつ、 散った桜の花びら追う柴犬のかわいさに、 「うわ、…

『別れを告げたら、もう振り向かないんだよ』

思わずジャケ買いして聴いて、 うわ、やべ、すげ、 かっこいいいいいい!!! と大当たりした経験ってありますか? 怪しいでしょう。イカすでしょう。 思わず手に取った BlieAN 『モノリス』 ベースボーカル+ドラム。 たった2人で、こんなにカッコイイ音楽…

『マッドカプセルマーケッツの青の時代』

“生まれたばかりの絵画を燃やせ” “生まれたばかりの絵画を燃やせ” 前回のMAD記事 http://go-do-life.hatenablog.jp/entry/2015/03/30/145109 の続きである。 続きがあったのである。 少し前、LUNA SEAの"SHINE"が鳴り止まない、くせになる曲、いや最高という…