音楽
ちょっと蔑むような視線と、半笑い。 小馬鹿にし、見下し、優位を感じたい者たちが吐きかける毒。 絶好調の時は、そんな言葉も心に刺さらない。冒されない。 でも、ちょっと不安だったり、心配が続いているときだったり、ちょっとナイーブになってる時、そん…
出会ったときから、今に至るまで。 最初から最後まで、ずっと。 氷室は「ものすごくカッコいい先輩」のような存在だった。 初めてCD屋に " 一刻もはやくその音源を手に入れなければ……!!!" と駆けんだ、思い入れの強いアルバム2枚。 円盤が火を吹いて回転…
気づいてみれば、 「そうだ、そうだ、忘れてた…!」 金ピカの、ご機嫌な、 feeeel goooood……!! sound……!!! スカパラボーカルコラボレーションにハズレなし! 輝きは、与えられるものではない。 もう、持ってる。 そこにあるじゃない…
火花散らす、 男2人の掛け合いに、 閉じていた門さえ開くかのような。 炸裂するダイナミックなエネルギー。 滾り、迸る、 命と命。 衝突し、融合する、 本音と本音のコミュニケーション。 カッコよすぎて震えちゃう1曲。
The Birthday " 抱きしめたい " じわじわ、わくわくするような、静かで美しいイントロから、 「俺は決めたんだ」 意思が放たれる瞬間、ぞくりとする。 そして、 おっそろしくカッコいい声で歌われる、 「根こそぎ抱きしめてやる」 強い言葉。 映…
一音。 出だしの1秒から、もう、悲しい。 寂しい。 そんな世界に行ったことなどないのに、 なぜか、知っている。 悲しく、 寂しく、 なぜか、懐かしい。 ジョン・フルシアンテのギターが描き出す悲しくて、寂しい世界。 " ディスコ・キングを連れてきてくれ…
切なくて、強い一曲。 " 涙に流れて使えなかった言葉を 空に浮かべていた " その一節、そのやるせない感情。そのままのような曲。歌。 たとえば、クリスマス。 浮かれ騒ぐ街と人々を、ひとりぼっちで眺めているような。 かつて知っていた喜びや嬉しさは、も…
たとえば、人力で。 光の速さで飛ぶことが、可能だろうか。 無理である。不可能である。 そんなことは熟考するまでもなく、 わかってはいるのだが、 飛びたい。 光となって一直線、ぶっちぎって、 飛びたい。 ACIDMAN 『飛光』 光となって飛ぶ意思みなぎる屈…
ROSSO の名曲 『発光』 冬の歌。 マイナス6度の世界。屋根のはげたジャガー。シートにひとり潜りこむ男。 イントロの音、描かれる情景。 映画を観ているよう。 けだるげな声。 ひとり行く当てもなく、マイナス6度の世界で、車の中。 冬の冷たい風。 ひとり…
何を信じているかなど、 問題ではない。 しらけている街、人々、 嘲笑、揶揄、 侮りの視線、蔑み、 引きずり落とそうと手ぐすね引いて待つ者たち、 すべて、 そのスピードで振り切る。 いま感じている この想い、 だけに、 賭ける。 鮮やかなイメージ、 その…
振り下ろされる、斧……!!! " Axe To Fall " そのタイトル、 そして、ジャケ。 そして、1曲目、 " Dark Horse " ……もう、完っ璧じゃないだろうか。 闇の向こうより駆けて来る、黒い馬。 見えたと思ったときには既に、ここ。 一瞬で連れ去られ、荒れ狂い、…
アクセル、ベタ踏みで、突っ走るかのような、 得体の知れぬケダモノが、森の中、樹々を薙ぎ倒し、土煙巻き上げ、爆走するかのような、 高揚感。 目の前を、「それ」が走ってゆくのを見ているのではなく、 「それ」になっている、高揚感。体感。 Convergeの "…
ハスカードゥ 『 NEW DAY RISING 』 ギターとベースとドラムと声。 歌詞は " NEW DAY RISING " " NEW DAY RISING " " NEW DAY RISING " のみ。 文字に起こすと、" ニューーー! デーーーーイ! ラーーーーイジーーーング!!! " " ニューーー! デーーーー…
今日から始まる最良の日々。 もっともっとよくなる。 おみくじで言うと大吉が連発する日々のはじまり。 大吉を生み出し続ける日々のはじまり。 はいっ、手拍子! 踊り出しちゃおう。 Pharrell Williams - Happy (1AM)
MONO " REQUIEM FOR HELL " インストゥルメンタル全5曲。 美しすぎて何度も何度も聴いてしまう。 ドラマチックな展開に、聴くたびに身震いしてしまう。 荘厳なジャケの示す通り、天上の音楽だし、神々しい。 でも「人」の音楽。 「人」に寄り添う音楽。 た…
なにげなくユーチューブの音楽動画をサーフ、 「あ、かっこいい……!」 もう一回巻き戻して最初から。 " THE REMEDY " 男女のツインボーカル。 アメリカなのかな。 男性ボーカルはモヒカンで丸形のサングラスかけてて、なんか怪しい。 toolのボーカルみたいな…
MONO " Hymn to the Immortal Wind " 不死の風への讃歌 美しいアルバムである。 この上なく美しい、インストゥルメンタルミュージックである。 ひとり長い夜を抱え続ける人には、響く。 吹雪の中、ひとり歩き続けているような孤独な夜に響く。 守り通さねば…
細野晴臣という人は、いったい何者なんだろう??? 前々から、疑問に思っていた。 YMO、はっぴぃえんど。その2つとっても、同一人物の手になるものとは思えない。 スタジオミュージシャンのようでもないし、プロデューサーという感じでもない。 肩書きは「…
MONOEYES ” Run Run ” 追い風が吹く。 背中を押される。 運命、味方につけてくれる。 そんな曲。 追い風だから、自然と速度があがってく。 心地よいから、おもいきって跳んでみる。 落ちたら真っ逆さまの、底の知れない暗い谷。 向こう側まで、届くか。飛べ…
楽しいニーチェ入門。 「哲学」っていうと、「ニーチェ」っていうと気難しそうなイメージ。 でも、" ツァラトゥストラはこう言った " 読むと、そんなイメージも180度ひっくりかえる。 力がみなぎっている。 生命そのものを、鼓舞するかのような、ためらい…
稲葉浩志の " 念書 " という歌を聴いた。 B'zのボーカリストだってことは知ってた。 歌がうまくて、男前で、鍛え抜かれた肉体に色っぽさまで備えた、ロックシンガーだってことは知ってた。 ソロ作品があるってことも知ってたが、耳にすることはなかった。 耳…
ちょっと、格好よすぎる。 決意の。覚悟の。全身全霊の。 まるごと何もかも受け入れ、引き受け、そこに立つ、歌う、叫ぶ、男の姿が、もう、ありありと。 " それが俺さ " " それが俺さ " と歌う、その声、姿に惚れ惚れする。 「かっこいい」「惚れる」 でも、…
第一回 go-do-life.hatenablog.jp 1st go-do-life.hatenablog.jp 2nd go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp 3rd go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp go-do-life.hatenablog.jp ちょっと番…
最終回。 全25回に渡り、時系列に沿ってミッシェルガンエレファントについて語ってきた。 これで最後である。 本稿を書きたいがため、「それ」を叫びたいがゆえ、24回をかけたとも言える。 それはラストライブ " BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN " につい…
「あ、光った」 と見た次の瞬間には既に落雷。 " KWACKER " ギターが鳴った、次の瞬間にはもう帯電。痺れてる。 ミックグリーン、ミッシェル共演インスト。 意外と知られてないのでは。 雷落ちるとこ見ることはあっても、浴びる経験は滅多にない。 そして海…
ミッシェル最後の。 “ 夜になってから 花は咲く ” それはきっと、夜明けにはまだ少し早い、もっとも暗い時間を抜けたあと。 ミッシェル最後の。本当にこれで最後の。 悲しくて、美しくて、激しくて。 突っ放されるような、希望を植えつけられるような。 この…
ミッシェルガンエレファントについて語る。その22。 " GIRL FRIEND " 1度聴いたら忘れられず、どこか深い所にしまわれて、ずっとちいさく鳴り続けているような。 広い草原寝っころがって、空見上げてたら、遠くのほうから聞こえてきた歌。みたいな。 鳴り続…
" デッドマン・ギャラクシー・デイズ " が後期ミッシェルの代表曲であるということに異論はない。 “ 加速するギャラクシー・デイズ ” もう、そういうことだ。無敵感溢れる。 血まみれで演奏されるPVも素敵だ。 しかし、個人的には " SABRINA NO HEAVEN " と…
それでもまだ旅は続く。 辿り着いたそこはどこなのかって、ジャケがまたかっこいいこと。 CD盤面は藍地に白猫。 “しっぽをふって ニャオ ” の " ブラック・ラブ・ホール " で幕があがる " SABRINA HEAVEN " “しっぽをふって ニャオ ” なんて言葉がこれほどか…
一本の映画のようである。 go-do-life.hatenablog.jp