『月を射る』
" 銀河を舞台に、新たな神話を創造する。
人間だけでなく、動物、植物、鉱物の心まで目覚めさす、新しい聖典を創りあげる "
壮大な意図の下、集められたのは錚々たるメンバー。
完成していたら、時代は今と変わっていただろうか?
間違いない。
断言、納得してしまう、制作されることのなかった幻の映画 " DUNE "
そのドキュメンタリー。
「失敗してもかまわない、それも一つの選択なのだ」
その言葉の重さ。
「ここが人生の正念場」
「こんな機会はもう2度と巡ってこない」
誰にだってやってくる、そんなチャンス。存在賭けて取り組む大仕事。
使命感に駆られ、衝き動かされるように没頭し、至難の壁を乗り越えて、しかし最後の最後で、崩れ去る。
そんな経験をしたあとで、言えるだろうか。
「失敗してもかまわない、それも一つの選択なのだ」
そして、執着捨て、己が進むべき新たな道へと、また一から踏み出せるだろうか。
そんなメッセージ受け取ったら、
齢85にして、今なお生命力・創造力溢れるホドロフスキー監督の姿見たら、
そりゃ、勇気出るに決まってる。
メビウスの絵コンテ、もう映画になってる。驚き。