『そろそろ、あんたの絵を描きなよ』
江戸時代とか特に興味ないし。
葛飾北斎とか知らんし。「あー、あの有名な絵?波のやつ?」
という人間が、
「江戸時代、おっもしろ!」
「葛飾北斎って、ほんと、あんな人だったのかなあ!?」
好奇心ウズウズ発動、江戸のこと、北斎のこと、もっと知りたくなってしまうという稀代の名作 " 百日紅 "
現在劇場映画が絶賛公開中である。
原作、どこしまったかなあ。
探し中。
この時期、なぜ葛飾北斎とその娘。
なぜ江戸時代。
なぜ杉浦日向子。
制作に踏み切る確固たる理由など見当たらない。
にもかかわらず。
創ってるのも知らなかったし、公開してるのも昨日知り。
ずっと観ていたいというか、毎週15分ずつでも放送してくれないかなあ…
1年2年、連続で観ていたい。(BGMもそのとき聞こえている「音」だけでいいなあ)
四季折々、情緒あふるる江戸の風。
市井に生きる、町人の世界。絵描きの世界。もののけの世界。
ごくごくふつうのありふれた世界。
人は亡くなって、どこへ行くのか知らないが、杉浦さんという方はおそらく江戸時代へ帰ったものと思われる。
一読、納得。
「この人、江戸時代から来たんだ…」
学者ではないし、勉強家という感じでもない。
まるで見てきたかのように、そこの空気を吸ってきたかのように、描かれる江戸世界。
あれー、どこ行ったかなあ。
百日紅、どこしまったっけ。
映画を観れば、原作が読みたくなる。
原作を読めば、「映画?どれどれ観てみよう」
よい。というか、すごくよい。