『ミッシェル・ガン・エレファントという奇跡について語る その23 その先に散り、その先に行く " エレクトリック・サーカス " 』
ミッシェル最後の。
“ 夜になってから 花は咲く ”
それはきっと、夜明けにはまだ少し早い、もっとも暗い時間を抜けたあと。
ミッシェル最後の。本当にこれで最後の。
悲しくて、美しくて、激しくて。
突っ放されるような、希望を植えつけられるような。
この声で歌われるから、かろうじて涙をこらえることができる。
でも、透き通った、澄み切った、綺麗な女性の声で静かに歌われたら、泣いてしまいそう。
と、カップリングの " デビル・スキン・ディーバ "
地底で燃える炎が揺らめくような。揺れる火の向こうで踊る女神。
グランジ。といっていいのかな。
叫び声も凄い。
そしてやっぱり言葉も凄い。
" 瞬間は訳なく理由もなく来る "