SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

2015-01-01から1年間の記事一覧

『愛の再出発』

笑えません。 むしろ " そうだよね、わかるわかる " 言う女性たちと、ともに暮らしているという、この世界こそが、もはやホラーだという、サスペンスだという。 しかし、" いい映画 " ってのは、観終わったあと元気が出るものだな、と。 内容が悲惨だとか結…

『再起動のために その3』

" cowpers / lost days " レコードに針落とす。曲が始まるまでの、ノイズ音。あれがあるから、魔術的。暗闇の中、うずくまってたケモノが眼を覚ます。眼を見開く。蘇る何か。血の中、走り、駆け抜ける何か。3分間で、再起動。レコードに針落とし、始まるま…

『再起動のために その2』

"今日から俺は!!"について書いていたら、思い出した。 " START TODAY " 始めりゃいいのだ、今日から、と。 その先どうなるかって、 こんなにもクールになってしまうんである。 先のことなどわからない。 進めばいいのだと勇気も湧いてくるではないか。 再…

『再起動のために』

今週のお題「ゴールデンウィーク2015」 休みが明ける、その前に、そっと呟く、魔法の呪文シリーズ その3 『今日から俺は!!』 言わずと知れた名作である。 シリアスなのかギャグなのか、ヤンキー物なのか青春物なのか、いいよ別にジャンル分けなんての、 笑…

『えーーーッ! 解散なのーーーーっ!!!』

FACT解散だって、えーーーーっ!!! レゲエ呑みこんだ " ape " PVもかっこよく、新機軸、やっぱいいなあ、なんて思っていたのにな。 一聴、『うわ、きた…!!!』 あの衝撃。 イントロから漲り弾けてる" fact of life " やっぱり名曲… ブンブンリミックス。…

『5月の風みたいだと思うhideの』

TELL ME またhideの声が聴けて、嬉しい。

『hideの楽曲の中から、ひとつ選べと言われたら。』

「そんなこと言われても…!!!」 hideの魅力とは、あの1曲が素晴らしいとか、あの曲は後世に残るとか、そういうんでなくて、その多彩さ、幅の広さにあるんであって、 「1曲選べ」って、その質問、却下。 これ見て、 「あー、いいなー…!!!」 思う人とは…

『hideがなぜここまで愛されるかって、それは。』

"POSE"という曲がある。 攻撃的で、パンキッシュで、「ポーズっ!!!」合唱も気持ちいい、盛り上がること必至の一曲なのだが。 詩が、これまた。 その言葉。 なぜhideがこんなにも愛されるか、と。 それは愛に溢れた人だったからだろ、と。 "POSE"の詩、胸…

『hideならではの "自由感"』

hideのソロアルバムだったらどれが好き? 2nd派です。 "おもちゃ箱をひっくり返したような" と、当時の雑誌の紹介記事にあったが、このアルバムの魅力を的確に表現していると思う。 hideの好奇心、 "あれもいいし、これもいい" "面白けりゃなんだっていいじ…

『hideのソロが本格的に始まった瞬間』

ゼペットストアを世に出す。と制作されたオムニバス。 個人的には黒夢ギターであった鈴木新の音が聴けるということで、わくわくであった。 しかし、hideの " BACTERIA " " 限界破裂 "のかっこよさに痺れ震えたあのときを忘れていない。 新しい何かが始まった…

『3rd シングル " DICE " 』

未だによく聴く。 " 痛みもがくがゆえ 認識する 存在の意味を 教えてくれと すがり叫ぶ 鏡の中の己 " 言葉とリズムと、カッコいい日本語。 ラストカット、内臓剥き出しイメージの原曲。 こういうグロっぽいのと、" TELL ME " の爽やか楽曲が共存しているとい…

『桜色した、天使のたまご』

天に上る、その途上に迷いなし。 そのような命もあるということを。 迷ったときには、鳴らして欲しいと思う。 " その時 "でないのなら、引き戻されることと思う。

『タイム誌が選ぶ世界の100人、魔法つかいの名がそこに』

一家に一冊、あるべきの。 ホントに役立つのでびっくりな。 『人生がときめく片づけの魔法』 片付けの本である。 だが、このタイトルと表紙に間違いはなく、魔法の本である。 この近藤さんという方、生粋の片付けマニアであり、 突き詰めてゆくことでマニア…

『魔法の呪文シリーズその2 ”逃げます ” 』

自分より遥かに強大な、金と権力ーー力ーー持つ” 首領 ” に脅された時に有効である。 若者向けである。 ”キマイラ”シリーズ巻の3 餓狼変 腕っぷしにかけては少々自信のある、巨漢の高校生、九十九三蔵は、自分より遥かに強大な” 力 ” 持つ”黒幕” に、 「君は…

『 豹頭の王が統べる世を / " グイン・サーガ " 』

ラストシーンはわかっていた。 " 豹頭王の花嫁 " が誰なのかはわからずとも、その祝福された婚姻、そして来たる " 黄金の時代 " を予感させての、盛大なるフィナーレ、迫る感動の嵐と滂沱の涙、 「めでたしめでたし」の終幕は想像することができた。 未完。…

『たすけて、心が壊れそう』

夜にちいさく軋むなら、読むといいよ。の『わが心のフラッシュマン / 中島梓』 素っ晴らしい評論である。時代を超えて読み継がれる、強い本である。 タイトルとカバーで、 「その時代のヒーロー物の評論なんでしょ」と思いがちなのだが、これ、 現代の物語…

『4月、師の月、志の月、4月』

その4巻を待っていた。 全11巻中、その4巻だけが絶版状態。 古書店見つけては「ないかな、ないかな」探し続けて、幾星霜。 そして、新装、1・2・3・4!!! 『力の話』、カスタネダシリーズ、その4巻を待っていた。 美しくて、強い。 待っていて、よかった。…

『4月、死の月、詩の月、4月』

" いっぺん死んでまた始めるための、DEATH 13 ふたたび始める、新たに始める 旅路の中間点に死神の13 その鎌が刈り取るのは命ではない ふたたび始める、新たに始めるための もういらない塵、芥 終わる過去に一瞬の感傷を 扉開く前のひと呼吸 縮み、高鳴り…

『真夜中、月明かりの下、めくる紙々』

嘘つけ バレバレだよ 才能がない、なんて、人様に聞かせる文句じゃないんだよ 「あんなの無理」と諦めたのは本当はやりたくなかったからだよ 「うわヘタクソ」と隣の誰かが、 あるいは好きなあの娘が「かっこつけてるけど痛々しいよね」 嗤ったからだ やめる…

『革命前夜』

" やるならやれよ ウダウダ言ってんじゃねえよ おまえの事情なんか知ったこっちゃないんだよ バキッとしてろ 凛としていろ 引いたら負けなんだ 泣き言言うならさっさと帰れ 哀れみで買えるもの買って一生そこで湿ってろ 発光したいならちょっと待ってろ 今…

『緑の光は夜明けを告げる歌となる』

レゲエばかり聴いていた時期がある。 基本、ロックやパンクや、エレクトリックなギターをズギャーンとかき鳴らし叫び喚き、ドラムがドコドコズガンズガンと叩きまくり、 混沌の渦は極彩色のマーブル、 思わず踊り騒ぎたくなるような、エモーショナルなうるさ…

『オーリィズフルォーラーーーアアーーアアアーーーー』

魔法の呪文。 " all is full of love " " 愛 " って何? とか、たまに見聞きする、その問答。 もし聞かれたときには、答えよう。 『ビョークの " all is full of love " 聴いたときにこみあげてくる、あの感じ』 願うでなく、訴えるでなく、祈るでなく。 た…

『オープニングから魔法は始まっているのだよ、と。』

喩えていうならそれは、天才シェフの作るアペタイザー集。 "オードブル"って言ってもいいんだけれど、"アペタイザー"のほうが雰囲気が出ていいと思うのですが、どうでしょう。 エフェクターの名前にありそうだし。 イコライザーと兄弟みたいに聞こえるし。 …

『天に七弦、揺らめくオーロラは歌う"君の始まりの日へ"』

よくわからないが、涙が出そうになってしまう。 時と場合によってはきっと涙が出てしまう。 それはその壮大さであり勇壮さであり、個人を超えた、大きなものを描いているからであろうと推測する。 夜闇に浮かぶオーロラを、見たことはないが、知っている。 …

『天覆う、闇の底ぶち抜いて、光の柱が地に突き立てられる』

『ベルセルク』について語る最終回である。 ついつい書きたくなっちゃっての4回目である。 読み返し、思い返し、『ベルセルク』のことばかり考えて3日間過ごしていた。 ふと思った。 ベルセルクに合う音楽ってどんなのだろう。 まず思いついたのが、" ICT…

『紅蓮に身を染めてまで、守るべきものがあるというのか  / " ベルセルク " 』

前回に引き続き、『ベルセルク』の話である。 壮大なプロローグであった、" 白と黒 " 司る2人の友情を描いたあの時代が、好きである。 彼はそれまで、たったひとりであり、誰を信じることもなく、ただ己の力のみを頼りに生きてきたのである。 それが、生き…

『白で救う。魔、従えて、眩い光で世界を救う / "ベルセルク"』

前回に引き続き、『ベルセルク』の話である。 『黒で埋め尽くす。こころも、魂も、すべて黒で埋め尽くす』 - SOUL EAT!!! セオリー通りの西洋型ファンタジーであれば、主人公はグリフィスであり、 ガッツは、騎士が王になる物語の途上、現れる"黒い傭兵の…

『黒で埋め尽くす。こころも、魂も、すべて黒で埋め尽くす  / " ベルセルク "』

いっそのこと、狂ってしまえば、楽になれるのに。 抗うから、苦しい。 生きようとするから、苦しい。 もういいよ。 これまで、やるだけのことはやった。精一杯やった。 だれも責める者はいない。 眠りに落ちるように、抗うことをやめ、眼を閉じてしまえば、…

『もっとも怪奇にして奇怪な復讐物語/ " 魔界行 " 』

男は、妻と子供を奪われた。 世にも残虐な、残酷な仕打ちを受け、喪った。 因果関係もない、不条理な、偶然。 男の名は南雲秋人。ロサンゼルスの片隅で花屋を営む男。 彼は復讐を誓う。 妻と子を奪ったマフィアに報復を誓う。 そして、部屋の隅にあるロッカ…

『復讐の焔は黒く黒く燃やす』

tragedy / vengeance