SOUL EAT!!!

ぐるぐる回る 風の時代がやってくる

『悪に身を染めるのは、堕落なのか、解放なのか』

男には守るべきものがあった。 家族があった。 愛する妻と息子、間もなく誕生する新しい命。 人生の、大きな節目となる、分岐点。 男は " 家族 " を選び、" よき父 " となることを選んだ。 迎えた50歳の誕生日。 男は余命わずかの病魔に冒されていることを…

『楽園を創造する者』

彼女の髪は赤くて、みんなと、違う。 仲間はずれにされるのがいやだから、作り笑いをして、話を合わせる。 私なんか取るに足らない存在。 彼女はそう思っている。 どこか違う世界へ。 そう願うことすら、この世界では、もう笑いの種。 だから、誰かを求めた…

『煌めく無数の星々をその手に』

銀河を舞台にした英雄たちの群像劇『銀河英雄伝説』 おそるべき傑作である。 帝国VS同盟。 独裁主義VS自由民主主義。 そこに裏より宇宙を牛耳ろうとする第3の経済国家が加わることで三つ巴。 架空の宇宙の人類史として、後世の歴史家が記した書の体裁で描か…

『人類の集合夢として新しい神話が生まれるのか』

" スターウォーズ・エピソード7" 予告では、ハン・ソロの「帰ってきたぜ」宣言。 もうそれだけで見る価値あり、12月期待して待て、と大掛かりな宣伝も始まっている、スターウォーズ新章エピソード7。 ダースベイダーを斃し、父を乗り越えたルークの物語…

『そして神話を呼吸する』

ファイナルファンタジーⅩⅤを楽しみにしている。 今回はあの神話的世界と現代が融合するという。 新宿都庁前でベヒーモス。素晴らしい。ファイナルファンタジー風にアレンジされた、街の景観も楽しみである。 数あるFFシリーズの中で、どれが最高傑作であっ…

『万法流転の只中にあり鳥瞰、踊る覚悟も定まれり』

もう、この1冊があれば大丈夫。ゴチャゴチャうじゃうじゃ有象無象、現象に振り回されて、疲労疲弊。回復の鍵は思考の清浄化にあり。本質射抜く眼の曇り拭い、物事を正しく見つめるがよし。そして向かう現場は、戦場にして遊戯場。凛と背骨、すっと垂直、光る…

『受け継がれた蛇の遺伝子の物語』

「おまえにゲームを語る資格があるのか?」 と問われたら、即座に答える。 「ない!全然ない!!」 好きだけど、本命じゃない、たまに遊びたいあの娘、くらい。 あの娘も、だから、こっちを本命と思ってやしないし、 「ちょっと遊んでやっかな」、その程度…

『全知全能、唯一なるものにあらず』

日本は " 八百万の神々の国 " と言われる。 " 八 " が表すのは無限。 つまり何だって神様。" 八百万の神々 "、そのおおらかな精神性、大いなる調和の思想。 落ち着く。 湯呑み持って、眼を細める、優しいじいちゃんに見守られてような気持ちになる。 " 日本…

『調律、および浄めの儀式として。祈るように』

真夜中、ひとり、執り行う。 電気消し、白纏い、ヘッドホン装着する。 外界を遮断し、その世界へと没入する。 神に挑む。大いなるものに挑む。 巨像を打ち倒す。 たった一人、挑む。 味方もいない。見ている者もいない。 蟻が象に挑むかのような、無謀。 恨…

『ロックンロール陽性反応チェック』

" ロックンロールとは何か " そのひとつの回答として。 ブランキージェットシティが並はずれてカッコよい、弩級のロックバンドであったことは周知の事実であるが、 『これが、ロック……!!!』 飛びぬけて嬉しくなってしまう瞬間がある。 どの曲が一番好きか…

『本物か、ニセモノか。その違いは何だ』

見逃していた、アレ観よう。 …… …… …… 今ごろ観ちゃったよ。

『同じ今日など、いらんのだ』

というか、同じ今日なんて有り得ないんだけど、ついつい忘れちゃうよね、と。 " BURN TO SHINE " 観ると思い出す。 ゆめゆめ忘れることなきよう、とDVD、見えるところに飾っとく。 ”2”はジャケがシェラックのドラマーで、ロックって何?パンクって何? ひと…

『愛の再出発』

笑えません。 むしろ " そうだよね、わかるわかる " 言う女性たちと、ともに暮らしているという、この世界こそが、もはやホラーだという、サスペンスだという。 しかし、" いい映画 " ってのは、観終わったあと元気が出るものだな、と。 内容が悲惨だとか結…

『再起動のために その3』

" cowpers / lost days " レコードに針落とす。曲が始まるまでの、ノイズ音。あれがあるから、魔術的。暗闇の中、うずくまってたケモノが眼を覚ます。眼を見開く。蘇る何か。血の中、走り、駆け抜ける何か。3分間で、再起動。レコードに針落とし、始まるま…

『再起動のために その2』

"今日から俺は!!"について書いていたら、思い出した。 " START TODAY " 始めりゃいいのだ、今日から、と。 その先どうなるかって、 こんなにもクールになってしまうんである。 先のことなどわからない。 進めばいいのだと勇気も湧いてくるではないか。 再…

『再起動のために』

今週のお題「ゴールデンウィーク2015」 休みが明ける、その前に、そっと呟く、魔法の呪文シリーズ その3 『今日から俺は!!』 言わずと知れた名作である。 シリアスなのかギャグなのか、ヤンキー物なのか青春物なのか、いいよ別にジャンル分けなんての、 笑…

『えーーーッ! 解散なのーーーーっ!!!』

FACT解散だって、えーーーーっ!!! レゲエ呑みこんだ " ape " PVもかっこよく、新機軸、やっぱいいなあ、なんて思っていたのにな。 一聴、『うわ、きた…!!!』 あの衝撃。 イントロから漲り弾けてる" fact of life " やっぱり名曲… ブンブンリミックス。…

『5月の風みたいだと思うhideの』

TELL ME またhideの声が聴けて、嬉しい。

『hideの楽曲の中から、ひとつ選べと言われたら。』

「そんなこと言われても…!!!」 hideの魅力とは、あの1曲が素晴らしいとか、あの曲は後世に残るとか、そういうんでなくて、その多彩さ、幅の広さにあるんであって、 「1曲選べ」って、その質問、却下。 これ見て、 「あー、いいなー…!!!」 思う人とは…

『hideがなぜここまで愛されるかって、それは。』

"POSE"という曲がある。 攻撃的で、パンキッシュで、「ポーズっ!!!」合唱も気持ちいい、盛り上がること必至の一曲なのだが。 詩が、これまた。 その言葉。 なぜhideがこんなにも愛されるか、と。 それは愛に溢れた人だったからだろ、と。 "POSE"の詩、胸…

『hideならではの "自由感"』

hideのソロアルバムだったらどれが好き? 2nd派です。 "おもちゃ箱をひっくり返したような" と、当時の雑誌の紹介記事にあったが、このアルバムの魅力を的確に表現していると思う。 hideの好奇心、 "あれもいいし、これもいい" "面白けりゃなんだっていいじ…

『hideのソロが本格的に始まった瞬間』

ゼペットストアを世に出す。と制作されたオムニバス。 個人的には黒夢ギターであった鈴木新の音が聴けるということで、わくわくであった。 しかし、hideの " BACTERIA " " 限界破裂 "のかっこよさに痺れ震えたあのときを忘れていない。 新しい何かが始まった…

『3rd シングル " DICE " 』

未だによく聴く。 " 痛みもがくがゆえ 認識する 存在の意味を 教えてくれと すがり叫ぶ 鏡の中の己 " 言葉とリズムと、カッコいい日本語。 ラストカット、内臓剥き出しイメージの原曲。 こういうグロっぽいのと、" TELL ME " の爽やか楽曲が共存しているとい…

『桜色した、天使のたまご』

天に上る、その途上に迷いなし。 そのような命もあるということを。 迷ったときには、鳴らして欲しいと思う。 " その時 "でないのなら、引き戻されることと思う。

『タイム誌が選ぶ世界の100人、魔法つかいの名がそこに』

一家に一冊、あるべきの。 ホントに役立つのでびっくりな。 『人生がときめく片づけの魔法』 片付けの本である。 だが、このタイトルと表紙に間違いはなく、魔法の本である。 この近藤さんという方、生粋の片付けマニアであり、 突き詰めてゆくことでマニア…

『魔法の呪文シリーズその2 ”逃げます ” 』

自分より遥かに強大な、金と権力ーー力ーー持つ” 首領 ” に脅された時に有効である。 若者向けである。 ”キマイラ”シリーズ巻の3 餓狼変 腕っぷしにかけては少々自信のある、巨漢の高校生、九十九三蔵は、自分より遥かに強大な” 力 ” 持つ”黒幕” に、 「君は…

『 豹頭の王が統べる世を / " グイン・サーガ " 』

ラストシーンはわかっていた。 " 豹頭王の花嫁 " が誰なのかはわからずとも、その祝福された婚姻、そして来たる " 黄金の時代 " を予感させての、盛大なるフィナーレ、迫る感動の嵐と滂沱の涙、 「めでたしめでたし」の終幕は想像することができた。 未完。…

『たすけて、心が壊れそう』

夜にちいさく軋むなら、読むといいよ。の『わが心のフラッシュマン / 中島梓』 素っ晴らしい評論である。時代を超えて読み継がれる、強い本である。 タイトルとカバーで、 「その時代のヒーロー物の評論なんでしょ」と思いがちなのだが、これ、 現代の物語…

『4月、師の月、志の月、4月』

その4巻を待っていた。 全11巻中、その4巻だけが絶版状態。 古書店見つけては「ないかな、ないかな」探し続けて、幾星霜。 そして、新装、1・2・3・4!!! 『力の話』、カスタネダシリーズ、その4巻を待っていた。 美しくて、強い。 待っていて、よかった。…

『4月、死の月、詩の月、4月』

" いっぺん死んでまた始めるための、DEATH 13 ふたたび始める、新たに始める 旅路の中間点に死神の13 その鎌が刈り取るのは命ではない ふたたび始める、新たに始めるための もういらない塵、芥 終わる過去に一瞬の感傷を 扉開く前のひと呼吸 縮み、高鳴り…